#創作#散文"消えたくて"

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#創作#散文"消えたくて"

さよなら、君は言った。僕の前でそうほざいて受話器を置く。 毎日、僕は惨めな気持ちになって、明日の仕事を不安に思って眠れない。 周りが輝いて見えた。成功している人を見ていると、歯痒くて仕方ない。自分自身が虚しくて悲しい。 自分の為の時間を生きていなくて、孤独になる。なんで、こんなに悲しくなるんだろう?どうして、僕はいつまでも惨めな気持ちで、母親にお休みを言うんだろう?どうして、この世界の愚かな存在に頭を下げて、自分が詫びなければならないんだろう?世界に対していつだって僕は、不快な想いをしている。納得できないことが多すぎる。このままでは、自分がおかしくなりそうだ。"敵意はあるか?殺せるだけのゆとりがあるか?存在を赦せるか?"僕は心に刃物を飼っている。消え去りたい様な、蔑みの中で、独り、引き金をこめかみにあてがい、僕を殺そうとする、外道に引導を渡す。消え去りたい様な憎しみと蔑みの中で、私は気が狂いそうになる自分の脳内に蔓延る、図々しい、指図という名の、耐え難き苦悶を、脳裏に噛み砕く。歯がカタカタとなり、震える。殺したい様な殺意を身に宿し、憎しみを込めた弾丸を、いつも僕は、身に宿し、耐え難き殺意を解き放つタイミングを狙っている。怒りを溜めるんだ…。殺したいぐらいの衝動が僕に、この世界の夜の闇を怪しく照らしている。誰かの為の夢など、捨て去れ。消え去りたい様な、自身にありったけの、嫌悪を覚えながら、今日も僕は、金儲けのしがらみに、檻から抜け出た帳りを下ろす。 "こ、ろ、し、た、イ"イ"イ"イ" 何処まで心が壊れていくか、狂いかけた僕は、タガが外れた笑みで、憎しみしか僕を生かしてはくれないんだ、と憎悪を募らせたナイフで、この世の地獄に、紅蓮の炎を、宿した。 消え去りたい様な殺意を身に宿して、、、
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