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愛している
「リア、リア起きてくれ」
「う、ん」
目を覚ますと広いベッドの上に居た。
隣に座っているプロメテウスは
リアの頬に触れ額にキスをする。
「お、王様?!」
「2人きりの時は名前で呼んでくれ。
リアだけに許可する」
「・・プロメテウス様」
本名を呼ばれたプロメテウスは余程
嬉しかったのか、リアを強く抱き締めた。
「リア、そなたに嘘をついていた。
私はこの国の王だ。最初に身分を
告げてしまったらもう、会えないと
思ったのだ。済まなかった」
「驚きましたがプロメテウス様は私を
守って下さいました。このような
私を思って下さる方はいないでしょう」
「自分を卑下することはない。
そなたは素敵な女性だ。私はもう
そなたしか愛せぬだろう」
プロメテウスはリアを抱き締め
額にキスをする。リアの顔は
益々赤色に染まっていった。
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