ラグナロク四日目

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ラグナロク四日目

一日とばしたがまあいいか。この日記が読まれるかどうかも分からないんだ。 あれから俺は川を見つけた。大きな川だ。下流だろうか。風呂に四日も入っていない俺からしたら、たとえドブくさ川だったとしても銭湯感覚だったろう。 服を脱いで垢をなるべく落とし、日向ぼっこ。一目のつかないここだったら、いくら裸でいても誰にも見られる心配がなかった。 街中を歩いていて気づいたんだが、個人営業の店以外は空っぽだ。政府から命令があったのだろうか。しかし、食料を物々交換してくれている商店街などがあった。ペットボトルの水100mlで米一合と交換してくれるらしい。しかし、俺は炊飯器でご飯など炊いたことがない。ましてや飯ごうなど使えるわけがない。俺には水150mlでカップラーメン二つの方が魅力的に思えた。 タバコが悪いものだと知っていながらやめられなかった俺は今、初めて喫煙者でよかったと思っている。火起こしだ。ジッポライターをいつもポケットに入れていたため、落ちていた空き缶を使って水を沸かし、カップラーメンを食べることが出来た。体に染み渡るぞ塩分が。汁まで残さず、食べ終わった。 しかし、ロキが怖い。とにかく強いということはあのテレビで分かった。だが、捕まりそうになったとき、抵抗出来るぐらいの武器をもっていても悪くは無いだろう。 武器を探して30分。警察官の死体を見つけた。その死体はまるで、後ろにある老人ホームを庇うように横たわっていた。手を見ると、拳銃が握られていた。警官がもつ銃は、ニューナンブM60。回転式の拳銃だ。死体を調べると銃弾が何発か入っていた。有り難く頂戴しよう。
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