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何事!?
ビックリして慌てて飛び起きる。
「熱は測った?食欲はある?今お粥作るから」
手を私の額に当て熱を測り、お粥をあーんして食べさせて、薬を飲んだのを確認して強制的に布団に寝かされる。
まさか仕事を放り出してわざわざ世話しに来たって言うの?
好きでもない赤の他人同然の私のために?
心配してくれるのは有難いけど、そこまでしなくても……
とにかく、仮病作戦は失敗。
ーーーそして、ついに恐れていた自体が起きてしまった。
湊叶さんが性行為を求めてきた。
お互いのこと知ってきたし、そろそろ次のステップに進まないか?と。
私達には必要ないと思いますが。
最初は湊叶さんとならしてもいいと思っていたけど、いざ誘われると抵抗してしまう。
どうにか気持ちを萎えさせようと、必死に嘘をついた。
「今、女の子の日なので無理です」
「終わるまで待つよ」
「えっと、私、経験がないので不快な思いをさせてしまうかもしれません」
「大丈夫、ゆっくり少しずつ慣れていこう」
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