Chapter.1

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初めはキスだけにして、日が経つにつれて深くしたり体を触ったりして慣らしていこう、と湊叶さんに提案された。 それまで心臓持つのか不安。 雑誌とか読んで勉強するべき?と色々悩みながら迎えた2日目。 見つめあっては押しつけるだけのキスを数回繰り返した後、 湊叶さんの男らしいゴツゴツした手が私の肩から首筋を流れるようになぞって、 ビクッと体が跳ねた。 これは慣れてる手付きだ…… 髪の中に指を差し込んで、湊叶さん側にグッ身体が引き寄せられると、顔が少し斜めに傾き唇の間を熱い舌が割って入ってくる。 ざらついた舌が唇や歯茎を舐めているのが感触で分かり、背筋が震えた。 「………っ、んんっ……!!」 手で湊叶さんを押し返そうとしたけど、そっとベッドに押し倒され、歯をこじ開けて舌が咥内に侵入してしまい、 クチュッという水音が響いて一気に顔に熱が集まる。 長くて息が続かない……! ようやく離してくれた頃には酸欠寸前で、はぁ、はぁぁ、と息切れ状態。 「み、みなとさ………激しすぎ……」
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