Chapter.4

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タートルネックばかり着なきゃいけないし、いつまで経っても消えないからあんまりつけ過ぎないで欲しい。 それと同時に、身体の輪郭を辿っていた手のひらを胸に滑らせて膨らみを包み始めた。 湊叶さんをじっと見つめたら、近距離から見つめ返しながら主張を始める乳首へ舌先で触れて。 拒絶しようと伸ばした手を「悪い子だね」と言っているみたいに指を絡めてぎゅっと握って枕元へ縫い付けられ、乳首を音を起てて吸い上げてから唇を重ねた。 何か今日、前戯がいつも以上に長い気がする。 やたら丁寧にしてくるのは何か意図があるのか。 キスから逃れるように顔を背ける。 「あ、あの……」 「んー?」 「今日、弄る時間長くないですか…?」 「早く挿れて欲しいの?可愛いけど、もう少しだけ付き合ってね」 「そういう訳じゃなくて……ひゃっ!?」 耳朶を甘噛みして零れる吐息を奥へ吹き込まれ、ビクビクと体が震えざるを得なくて、手を握る力が自然と強くなる。 こんな調子でずっとされたら頭が溶けそう。
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