Chapter.4

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えっ…いつの間に!? 慌ててスマホを確認すると、 確かに見覚えのないアプリが入っていた。 盗聴器って見つからない場所に付けとくものじゃなかった? 時代って変化してるんだなぁ………って感心してる場合じゃない! どこで何をしていたのかが全部知られてたと思うと、背筋が凍りつく。 さっきまでお互いに触れ合ってイチャついてた時間が一変した。 ベッドから抜け出して後ずさる。 体が丸見えとか今更どうでもいい。 「何でこんなもの入れる必要あるの? 私の浮気を疑ってるんですか?」 「疑ってはいない。探すのに一時的に利用させて貰った。」 「監視みたいな事は嫌だって前にも言いましたよね?」 「勝手に付けたのは悪かったけど、見張ってると言ってくれ。 今のご時世何があるか分からないんだよ? 俺も仕事があるから24時間ずっと傍にいれるわけじゃない。 もしもの事があった時にすぐに駆けつけられるようにしたいだけだ。何かあってからじゃ遅いんだよ。どうか許して欲しい」 うっ……現役の警察官の言葉は説得力がある。
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