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自閉症スペクトラム予備軍
小学生の時に書いた作り物の短歌で賞を取った事がある。
新聞にも掲載されて周りは褒めてくれたけど、私はそれの何が良いのか分からなかった。
ただ、耳障りのいい言葉を組み合わせただけの、中身のないシロモノ。
認められ、褒められ続けたら、いつか心が満たされる時が来るんじゃないかと思っていた。
でも違ったんだ。
本当に見てほしかったのは“それ”じゃなかったんだ。
外の世界と私自身に、明確な隔たりがあった頃のお話。
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