10人が本棚に入れています
本棚に追加
バトルロイヤルコンテスト
目覚ましの音に起こされ、眠い目をこする。
上を見ると、穴が空いた天井が目に入る。
そこで、自分が善の国のオンボロ宿にいることを思い出した。
窓から外を見ると、人々が賑わっていた。
所々でファンファーレが鳴り響く。
着飾った美女たちが舞を披露している。
顔を洗い、身なりを整えていると、ノックする音が聞こえた。
「朝ごはんが出来ました〜。開けてもよろしいですか?」
「ああ、頼む。」
ヴィオレが襖を開けると、外を眺めるクルスの姿が目に映る。
食事を机に置きながら、クルスに話しかける。
「相当な賑わいでしょう?まだ時間は全然あるのに。クルスさんも行っみては?」
クルスは少し考える。
「あぁ、朝食をとったら少し行こうかな。」
最初のコメントを投稿しよう!