7. そんなにあの子が大事なのか

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そして翌朝。 可燃ゴミを抱えて外に出たら、隣の玄関が開いた。 「おはよう。日菜ちゃん、今日帰ってくるんだって?」 「ああ。夜、日菜がそっちに挨拶に行くかもしれないからよろしく。無理に急いで帰って来なくてもいいけど……まあ……じゃあな」 了解。ちゃんと急いで帰ってくるよ。 幸い仕事は順調に終わって定時に帰宅――のはずだったけど、ドルオタくんに掴まった。 「一条さん、今帰り? ちょっといいかな」 「え、今じゃなきゃだめ?」 「ああ、早くしないとヤバいかも。大事な話があるんだ」 大事な話? 日菜ちゃんのこと? また何かネットに噂流れている? 「ここじゃ話せないから、外で」
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