8.続きは部屋で話そうよ

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「やっぱり冬真くんも心配――」 ベッドが傾いた。 すぐ隣に冬真くんの気配。 「日菜から聞いたんだけど……波美さんって可愛い男がタイプなんだって?」 「え、ああ、まあ……」 「じゃあ僕ってタイプ?」 タイプじゃないと言ったら嘘になるけど……えっ、えーキスされた!? 「気分が乗らない? 僕の裸、見る?」 淡い光が灯って冬真くんが見えた。 この世の物とは思えないくらい美しい、白い体。 うわー綺麗って見惚れてしまってから慌てて布団に潜った。 「ダメだよ冬真くん、服着て!」 「なんで?」 「だって冬真くん、日菜ちゃんの幼馴染みでしょ? 弟さんと同じ年なんでしょ? 私は日菜ちゃんの友達だし、31歳だよ?」 「それの何処が問題なの?」 頭の方はしっかり布団を抑えていたけれど、下から入ってきた! 温かくて、細くて、柔らかい体。 日菜ちゃんとも夏目涼とも違う、少年の体。 「ダメだって、えっとだって日菜ちゃんの3歳下ってまだ二十歳でしょ?」 「僕誕生日まだだから19だけど、18歳以上だし高校生でもないから犯罪じゃないよ」 いやいやいや、法律の問題じゃ――
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