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というわけで、当日店に行って誰が来てるのって覗き込んでいたら、後ろから声掛けられた。
「波美じゃん。やだー、髪型全然変わってない、ウケるー」
うっわ、あなたは何を思ってその色とその髪型に……てか……誰?
「みーたんだよ。忘れた?」
ああ……いたかも。
「面影ないからでしょ。こいつ整形と化粧で目、倍増したからね」
いや倍増って言ったら4つ目でしょ、でもわかるわーっていう解説しながら現れたのは――
「あっちゃん?」
「ほら、私はわかって貰えた。波美久しぶり」
わかるけど……なんか随分綺麗になってる。
「お待たせー」
って、ゆかが巨乳揺らして走って来て集まったのが4人。ゆかがお店の人に予約の名前を告げた。私にとっては初耳の、今の彼女の苗字。
ゆかは今日は子連れじゃない。他の皆も。でもやっぱり皆既婚者なのかなと思っていたら、あっちゃんが言った。
「波美はまだ独身なんだって? 私も今独身だよ」
おー、仲間! でも今ってことは――
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