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「以上、研究生は見たのコーナーでした」
暗転してスクリーンに満開の桜。場内も桜色一色に。そして桜吹雪と共に桜色の着物姿でスプリング登場。
しっとりセクシーに歌いながらセンターステージへ。
おー、麗しい。
そこに浅葱色の着物姿のサマーが現れ、刀を抜いてスプリングに襲いかかる。
間奏の間に殺陣が始まった。
おー、カッコイイ。
サマーが全員斬られてメインステージに逃げて、そのまま捌けるかと思いきや倒れた。
勝ったスプリングの方が退場して――なるほど、この曲か。
「何度負けても」
「ボロボロにやられても」
「どんなに苦しくても」
「悔しさを抱き締めて」
「何度でも立ち上がれ」
着物を脱ぎ捨てて、踊るというよりアクロバットが始まった。
夏目涼が空中で一回転。凄い、バク宙出来るんだ！
飛んだり回ったり激しく動き回る。
そんなに動いたら息が切れて歌えないんじゃないかと心配になるけれど、むしろそれを生かして掠れた声で歌い続ける。
「だけどやっぱり苦しくて」
「悲しくて」
「くじけそうになるよ」
「助けて」
スクリーンには汗だくで息を切らすメンバーのアップ。
リアルにやられてる感じで超セクシー。
そして声を振り絞る夏目涼。
「俺に力を！」
ワー、キャー、頑張ってって大声援。
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