空の向こう

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空の向こう

僕は周りから社畜と良く言われる。 まぁ事実な訳で、今日も会社に泊まる事になっている。 上司から押し付けられた仕事をこなし、同僚は合コンへ行き、コンビニは締まり、終電もなくなった。 こんなの日常茶飯事だ。 馴れたものだ。 この日も日課となっている、夜空を見に屋上へと足を運んだ。 空には無数の星が輝いていた。そして、ビルの下では賑やかに車の行き交う音が聞こえる。 窓からの眺めとは全く違う風景に毎日心を癒してもらう。 何をやっているのだろう... 単純な疑問。 だが、これが最難関の問題だ。 僕は仮眠部屋に戻り、疲れを癒した。
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