しがない物書きの戯言

#０１２ プロットって何？

　私は、プロットを細かく書けるタイプではないです。
　例えるならば、〇〇山に登って下りるというゴールだけあり、どの登山道を選ぶか、どこで何分間休憩するかは状況によりけりです。
「年下の兄」でいえば、将希が実だと発覚した時が〇〇山に至るまでの小ピークで、実との別れが〇〇山の山頂に当たります。さすがに行き当たりばったりで登った結果、〇〇山ではなく△△山にたどり着いていたということはありません。また、登山のゴールは山頂に立つことではなくて無事に下山することなので、山頂から下山の様子も丁寧に書いたつもりです。
　対して「真也さんと鈴木さんの意外と真面目な会話」は、新しい靴を下ろしがてら楽しいハイキングをしようと出かけて、歩き出したら思いのほか靴も身体に合ってやる気が出て山に登ってしまったという感じです。これから真也の核心に迫っていきます。
　プロットは書けませんが、登場人物の設定はすごく細かいです。物語を進める上で重要なものから、どうでもいい裏設定まで。尊先生の部屋のカーテンの柄や、LINEアカウント名の設定なんかもあります。
　ただ、将希くんだけは書きながら考えていました。最初の設定では実の面影と正反対の人物像がいいかと思い、ノートに「サッカーが好きだ」とか書いていますが、いざ書いてみるとその要素は全くない（笑）。登山道で出会う人と会話をするような感じで、ぶっつけ本番でした。
　新しい「年下の兄」は、もう少しきちんとプロットを書いてみたいと思っています。
(2021.05.23)

　一年前、あつ森にはまっていた頃の写真。日常生活が戻ってきた今は、スマホのポケ森だけで手いっぱいです。
＊尊と歌穂。
＊ウェディングイベント、楽しかったなぁ。
＊やっと車椅子が買えた時にちょうど日常生活が戻り、燃え尽きた感じ。