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#013 恋愛が苦手
会話を書くのが苦手、エッセイが苦手、説明文が苦手……。だったら何が得意なのかと言われそうですが、恋愛パートを書くのが最も苦手だったりします。
自分の恋愛観がもろに出るような気がして、ものすごく恥ずかしいからです。あと、女性の言動が不快なものにならないかを気にしてしまう……。ドラマや小説で、女性の登場人物との相性が悪いのは本当につらいです。
不思議とすらすらと書けたのが「君を名前で呼べるまで」です。
「真也さんと香織さんのちょっと切ない会話」では、もうすでにふたりがつき合ってからの話が大半です。ずっと疑問だったんですよね。どうして香織さんが真也に惚れたのかが。
香織さんが言うように「好きになったから好きだ」と切り捨ててしまえば終わりですが、実際問題としてものすごく覚悟のいる決断です。それよりも強い動機が必要だと考えました。
結果的には、リハビリルームでひとりぽつんとしていた真也の苦悩を読み取って、そこに惚れるという展開にしましたが。それに真也くんは年下でかわいいし、母性が芽生えたのでしょうね。
あのくだりを書いていた時は、もう本当に香織さんが憑依してしまっていて、私も真也にキュンキュンしました。……気持ち悪くてすみません。
(2021.05.24)
*歌穂の気持ちになって書いていた恋愛パートのメモとお気に入りの付箋。尊ちゃんです。
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