あとがき

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いつもご愛読ありがとうございます 望月麻衣です。 今回の書籍15巻のお話なのですが、 発売したのが2020年8月。 執筆をしていたのは ちょうど去年の今頃でした。 (今これを書いているのは2021年5月) 去年はコロナウイルスが発生し、 緊急事態宣言が出されて 町はロックダウン。 その頃に15巻の原稿に着手していたのですが、まっっったく書けなくなったんです。 未来がどうなるか分からない。 葵祭は中止、四条通の商店街はすべてシャッターが閉まっている。 そんな中、作中では楽しそうに京都の町を歩き、普通に生活していなくてはならない。 無理でした。 もう日常が戻って来ないかもしれないのに、日常のミステリなんて思い付くことができなかったんです。 ですが、過去の京都を舞台にしたなら書けるかもしれない。 私自身、このコロナの現状から逃避したい。 そんなことから、この番外編が生まれたわけです。
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