コロナ

CO2ゼロエミッション目標に向けた国際社会の動き

　国連気候変動枠組条約の指導者グループは、2021年11月の国連気候変動枠組条約第26回会議COP26で、2050年にCO2ゼロエミッションを達成する目標の国際合意を目指すことを報告した。温暖化はすでに待ったなしの状況まで来ていたため、この目標の必要性については各国納得はしていた。それでも、CO2排出できる量というのはすなわち経済活動できる量であるというのはどうすることもできない事実であり、経済活動が大切という固定概念がある以上、利害関係がぶつかり合ってしまう。この問題をクリアして、絵に描いた餅を本当の餅にするサクセスストーリーが、実は、すでに出来上がっていたのである。