君は僕が一番愛する人

2/2
42人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
男は僕のことを知っていた。その理由はすぐに分かった。 「ソタイの国井がお前を可愛がっていたからな。てっきりそういう仲だと思っていたんだが……」 「先輩はあぁ見えて愛妻家だ」 頭がくらくらしてきた。 舌ももつれて上手く言葉に出来ない。 「そろそろクスリが効いてきた頃か?元ソタイの宮野さん……いや、琳」 ホステスとして潜り込んで10日目。オーナーの知り合いだという男の接客にママのヘルプとして入って、一口だけ酒を口にした。 まさかそれに媚薬が仕込まれていたとは…… 「うっ、はぁっ……」 男の指の動きに合わせて、我知らず腰が揺れる。 「30年間オンナなし。他人にここを弄られるのははじめてなんだろう?」 「お前には関係無い」 「上客に向かってお前呼ばわりか?」 性器の先端をぐりぐり摘ままれ、小さな悲鳴を上げて男を睨み付けた。 男は不敵な笑みを浮かべると、ベットに膝で上がり、僕の腰を挟むようにして跨いだ。 「やめろ‼」 男の手には細いストローのような透明なものが握られていた。 危険を察知し逃げようとしたけれど、膝を腰で押さえつけられていては身動きが取れない。 男は僕の性器の先端を指先で握ると、狭い孔をその管の先端で貫いた。 「あ、あ、あぁっ……」 予想もしていなかった場所に淫虐な仕打ちを受け、強烈な刺激が体内を脳天まで駆け抜けた。
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!