43人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
男は僕のことを知っていた。その理由はすぐに分かった。
「ソタイの国井がお前を可愛がっていたからな。てっきりそういう仲だと思っていたんだが……」
「先輩はあぁ見えて愛妻家だ」
頭がくらくらしてきた。
舌ももつれて上手く言葉に出来ない。
「そろそろクスリが効いてきた頃か?元ソタイの宮野さん……いや、琳」
ホステスとして潜り込んで10日目。オーナーの知り合いだという男の接客にママのヘルプとして入って、一口だけ酒を口にした。
まさかそれに媚薬が仕込まれていたとは……
「うっ、はぁっ……」
男の指の動きに合わせて、我知らず腰が揺れる。
「30年間オンナなし。他人にここを弄られるのははじめてなんだろう?」
「お前には関係無い」
「上客に向かってお前呼ばわりか?」
性器の先端をぐりぐり摘ままれ、小さな悲鳴を上げて男を睨み付けた。
男は不敵な笑みを浮かべると、ベットに膝で上がり、僕の腰を挟むようにして跨いだ。
「やめろ‼」
男の手には細いストローのような透明なものが握られていた。
危険を察知し逃げようとしたけれど、膝を腰で押さえつけられていては身動きが取れない。
男は僕の性器の先端を指先で握ると、狭い孔をその管の先端で貫いた。
「あ、あ、あぁっ……」
予想もしていなかった場所に淫虐な仕打ちを受け、強烈な刺激が体内を脳天まで駆け抜けた。
最初のコメントを投稿しよう!