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デザートを食べたくなった旭が頼む。お姉さま方に。笑って、彼女たちは頷く。部屋を出ていってしまった。
待つこと、数分。ワゴンで、運ばれてきた。
高さのある広がった方が上の円錐形のグラスに、盛られたパフェ。生クリームやアイスクリームも入ってはいるが。たくさんの果物がメイン。
金魚鉢とも呼ばれる丸い形のグラスに、入ったフルーツポンチ。「お~!」と、感嘆の声が上がった。
「バットとボール?」
「十周年記念?」
「十周年だっけ?」
「十周年」
「サプライズの祝い?」
「とにかく、めでたい!」
「食べよ、食べよ」
妙な縁を大樹は感じる。玲於奈が訊く。譲が訊き返す。始が断言。学が首をかしげる。佳音が言い、旭は誘った。
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