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逃走放浪生活
それ以来、色々な人に追われては、逃げてを繰り返すようになった。
急に、私は悪者になった。
いい気がしない。
私はとってもいい人のはずなのに。
人殺しはしたくないから逃げているのに。
人殺しなんて、あれで十分。
でも、信じてついて来てくれる人達もいた。
だから私は頑張れた。
私の為について来てくれる人達の為に、私は全力で救いを与えた。
だけど、だんだん人は離れていく。
あれだけ皆の為のことをしても。
あれほど、皆と一緒に人助けをしても。
人は私を間違っていると言う。
先代の魔女を食べた、その時聞こえた声が一緒に響く。
違わない。違わない。違わない違わない違わない違わない違わない違わない。
違うはずがない!
そして、逃げているうちに、ついに包囲された。
抵抗する為に、皆と一緒に戦った。
その時に、裏切り者が現れた。
橙色の髪を持つ、姉妹だった。
その姉妹は、私が魔法を教えてあげた姉妹。
二人揃って、とてもいい才能の持ち主だった。
でも、裏切られた。
姉妹の目は、憎悪で満ちていた。
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