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久保さんとまた会えるなんて夢のようだな。
柏原、俺のキモチをよく理解している。さすがは俺の秘書だ。
「私は柏原さんの言う通り、パーティーに出席すればいいんですね…」
「はい…副社長の恋人として・・・」
「えっ?あ・・・」
久保さんは俺の顔を見て、頬を染めた。
機内ではあんなに塩対応だったクセに、他の女性と同じ反応を示した。
脈がありそうだ。
「俺の恋人か…しかし…パーティーにその恰好では…良し、俺がドレスを見立ててやるから…行くぞ。久保さん」
と俺は彼女の腕を引っ張った。
「副社長?ミーティングは?」
「終わりだ…柏原後は任せる」
「あ…はい・・・」
俺は柏原の耳許で礼を言った。
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