運命の出逢い~充斗side~

3/11
前へ
/37ページ
次へ
そう言えば… つい一ヵ月前… 新橋のダイニングバーで飲んだ帰りがけ…怪しげな易者に呼ばれ、占って貰ったコトを思い出した。 易者は 『青い空の中で運命の出逢いをする』と言っていた。 俺も酔っていたし、適当に訊き流した。 運命の出逢いね… 俺は二十八歳。 独身。 御曹司とあって、女性の方からすり寄って来る。 そんな女性を適当にチョイスして抱く日々。特定の女性との交際経験はない。 でも、父親が決めた見合いで結婚するのは嫌だった。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

570人が本棚に入れています
本棚に追加