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「今日のご飯は何がいい?」
「瞳は残業で疲れてるでしょ。
今日は俺が作るよ。」
「疲れてるのは譲も同じでしょ?」
やっぱり私が作る…と言う前に、彼は
そっと私の髪を撫でる。
「たまには甘えてよ。」
ふわっと笑って、彼は素早くキッチンへと消えた。
それだけで、私の心は温かくなっていく。
なんてことない日常。
だけど、彼が居るだけで幸せだと思った。
こんなに優しい人が私の恋人だなんて。
もう三年付き合っているけど、きっとずっと私の
彼への気持ちは、これからもどんどん膨らんで
いくんだろう。
───彼と再会できて本当に良かった。
私はリビングのソファーに腰かけて、パソコンで
酷使した目を閉じて休めた。
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