〇リベンジ

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―*―-―*― <今回は何回かに分けて段階的に叩くつもりだ。だるま落としの要領だな。満紀を苦しめた緑子が少しづつ落ちぶれていくのを見届けろよ> というメッセージが届いたのは5日後だった。 さすが朔也だけあって、思ったよりも速い動きだったが、芳江と佳代はすでに祖母の家へと非難していった後だった。 もっと早く。 朔也に会ったばかりの頃にアドバイス通りにしていたら、2人と離れ離れにならずに済んだかもしれないのに、と今更悔やんでも仕方ないことをつい考えてしまった。 <緑子さんがどうなるのか楽しみ> 今の満紀は心からそう思っていた、以前のような罪悪感は全くない。 斉蘭でイジメにあっただけでなく、親友だった忍を失い、その上芳江と佳代まで離れて行ってしまったのだ。佳代が無事だったのだけが救いだが、それだって緑子を放置しておけばこの先どんな悪さをしてくるか分からない。 しかも、緑子とっては全ては“遊び”即ち、なんの罪悪感も伴わないゲームに過ぎないのだから始末に負えない。 <満紀もやっと、そういう考え方ができるようになったんだな> <遅すぎたくらい。もっと早く朔也君みたいに割り切れてたら、お母さんたちだって出て行かなくて済んだんだし、忍ちゃんとだって友達で居られたんだから>
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