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「朔也君が緑子さんのリベンジを引き受けてくれたからだよ、ありがとう。緑子さんが少しづつ落ちて行くのを見て、リベンジを頼んで良かったって心から思った。彼女には散々な目にあわされたから今までみたいな罪悪感も感じないし。今度こそ徹底的に叩きのめさなくちゃ、って思ってる。朔也君の言う通り、中途半端にするとまた反撃されるからね」
「緑子の場合は、周りからドンドン攻めて、最後は“はだかの王様”状態にするのが一番効くと思ってる」
「“はだかの王様”って?」
「親の力で与えられた付加価値を全部はぎ取って、それでもまだ女王様気分でいる哀れな状態にするのがお似合いだと思って」
「私も今は朔也君の言う通りだと思う。もっと早く考えを切り替えてれば良かったんだけど……」
「いいんだよ、気にするな。その方が満紀っぽい」
「それって褒めてるんだか、貶してるんだか」
「褒めてるぞ、一応」
「一応、なんだ」
「まぁな」
「次は緑子さんのことどう攻めるの?」
「それは蓋を開けてのお楽しみだ、満紀に悪さをするといけないから短期間に全て片づける予定だから、楽しみに待ってろよ」
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