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三時間後、
仕事を早めに切り上げた尊は車から降りて、家の門を開け、小階段を上がって玄関扉に手を掛けた。
すると掌に何かが当たった。
目をやると、ドアノブに鍵が挿されたままになっていた。
「飛鳥?」
娘が鍵を取り忘れているのか、と尊はドアノブを回して家に入ろうとしたが扉は開かなかった。鍵は掛かったままの状態だった。
「飛鳥!?」家に入って部屋を見回したが、娘が帰って来た様子は見つからなかった。
胸騒ぎを覚えた尊は手を胸に押さえながら外へ飛び出し、娘の名前を呼んだ。
「飛鳥!!」
脳裏に学校からの通知の内容が蘇った。
「飛鳥、どこに?」朝の会話を思い出し、尊は車に戻って公園へ向かった。
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