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ゴールデンウィークで変わる人生
大型連休ゴールデンウィークになにかが起きる。
不思議なできごとか
奇跡的ななにかかか
それとも
絶望か
希望か
けれど、
その出来事は
だれかの人生を代えていく。
そんな物語を僕は彼女に求めていた。
「なんで」なんて誰にも言えないし、聞きたくもない、
「君は、何を描いたんだ」って僕が聞きたくなるように、
それだってまちがいないじゃないか。
「これを描いているときの、彼女はきっと輝いていて、
こんな人になりたかったな~」
って誰か、そう思ってくれたら
すごく嬉しいよ。
夢は叶わなくても、僕らの存在は、誰かになってもらいたい気持ちになる。
僕は君に恋をしていた。
でも、あの夜、別れてしまった。
「そんなはずはない。あの女の人に恋をしていて、別れなんて嫌だ」
僕は今でもそう思っているから。
夢は追いつかなくても、僕らは生きていける。
そんな気がしていた。
僕は君に恋をしていた。
本当に好きなんだ。
好きなんだ。
でも、
僕らは、生きるのに必死で、君の笑顔が見えなくなった。
「やっぱりなんか私の事、勘違いしてるんじゃないかな」
「私は、本当の私を描こう。私は、君の知らないことに興味があるんだ」
「でもね、その好きがわかるまでは、死んでも生き返らないし、それならいっそ死んだ方がいいんじゃないかとも思っているの」
どうか、どうか幸せに
! !
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ヽ .| . . パヘ.... . .
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だめだ…
いくら14メガヘルツ帯でモールス信号を打ってみても君がいる場所には届かないよ。
僕たちは歩道の舗装を剥がして砕いて一緒に投げた。君は火炎瓶を投げた。そして権力は君の命を獄中に投げ捨てた。黄金週間は物欲と拝金主義で腐敗したヘドロになり果て僕は錆びた歯車になった。歯車は60回目の黄金週間まで回り続けてお役御免になった。
そして僕は再び体制と戦っている。闘争の中心はV型ダイポールアンテナだ。
建築基準法も電波法も諸々の許認可も環境基準も忠実に守っているのに衆愚が君との絆を盛んに糾弾するのだ。彼らは半径30メートルの正義しか視野にないらしいのだ。
そして僕は三度目の行政代執行に抗っている。敵は戦術を変えて来た。頼みもしないのに僕の要介護認定を共同で申請しケースワーカーまで送り込んできた。
V型ダイポールアンテナの倒壊危険性を実証できないと知るや僕自身の持続可能性に言及し始めた。築1年未満の物件が崩落するという方こそ2号保険者になればいい。
しかし今年の黄金週間には君の所へいけそうだ。
アメリカ大陸からパフ・ザ・マジックドラゴンの搭乗券が送られてきた。スペースX社も粋な計らいをする。そう、君に向けるモールス信号のエピソードをクラブハウスで聴きつけたそうだ。僕がユーチューバーとやらに喋った当たり障りのない話だ。
それで僕は電離層のE層まであがるチャンスを得た。
今度こそ君に届くかもしれない。いや、仮定の話はよそう。
届けて見せるんだ。
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