終わりのない夢

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このトンネルは延長200m程で、歩いて2~3分程度でトンネルの出口だと思うけれど、この日は5分程歩いてもトンネルの出口にたどり着くことができなかった。 トンネルの出口は見えているのに一向にトンネルの出口にたどり着けない状態で、歩いても歩いても自分とトンネルの出口との距離が縮まらないような感覚だった。 僕は立ち止まって、 (何かがおかしい!) と感じたけれど早く帰りたい一心で、僕は再び歩き始めた。 でも、いくら歩いても自分とトンネルの出口との距離が縮まらなくて、僕は疲れ果てて立ち止まった。 (いったい何が起こっているのだろうか?) 大きな不安が押し寄せてきて、どうしたらいいのかわからなくなった。 そんな時、僕はいったん引き返そうかと思い後ろを振り返ると、トンネルの入り口はまったく見えなくなっていて照明もない真っ暗闇の世界だった。 僕がトンネルの入り口に向かって今来た道を引き返すと、前がまったく見えない真っ暗闇の世界に引き込まれたような状態になってしまった。 僕はもう一度振り返ってトンネルの出口の方向を見ると、トンネルの出口はまったく見えなくなっていて照明もない真っ暗闇の世界だった。 周りを見渡しても真っ暗闇の状態で、僕はいったいどこにいるのか、まったくわからない状態になってしまった。 僕は極度の恐怖と緊張感に襲われ、どうしたらいいのかわからず、その場に立ち尽くしてしまった。 そんな時、僕に声をかける人がいることに気が付いた。 その声はだんだん大きくなって、僕はその声が発する言葉に気が付いた。
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