黒猫

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8月の同窓会も2後日に迫った、明日出発だ 今日の仕事も終わり、明日から仕事は休みだ 仕事は有給休暇も入れて7日ある。 「クロ、のんびり出来そうだね! クロも一緒に行くんだからいい子にしてよ」 クロは舞の言葉が分かるのか、ミヤ~と返事を返す クロのマンマをやり食事も簡単に済ませ、食器を洗い食器棚に戻す お風呂も入って、荷作りを始める 「さてと、お土産と、服と下着、パジャマ 靴に、アクセサリー、化粧道具、洗面道具 それからクロのマンマ、器、トイレに流せる砂と ハウスとおもちゃ後は......」 大きな舞の荷物をキャリーバックに詰め込む クロの荷物も別のダンボールに詰め込み 動物用キャリーバッグにはクロを入れるだけだ 何とか全て収まった。 「ふう~凄い荷物ね! 海外旅行みたいだよ、クロ」 クロは、ミヤ〜と返事をすると舞の体に スリスリしながら、ゴロゴロ喉を鳴らしまるで ごめんね、と言っているようだ。 「7日だもん!荷物が多くても仕方ないよね! う〜んクロは、いい子いい子」 クロを抱きしめる クロは舞の顔を舐めながらゴロゴロ喜ぶ。 スマホが鳴る、恵美からだ 「恵美、用意出来た?もう凄い荷物よ!」 「舞、何とか出来たよ! 私もピンキーの荷物やお土産で大変だよ! 車じゃなかったら、動けないよね!アハハ」 「アハハ本当にそうだね! 舞の車はミニバンタイプでバックシートは フラットになる、折りたたみケージが入っている いつ野良を見つけても、乗せられる様にする為だ 色はライトブルーである 「私の車で迎えに行くからね!恵美の荷物の方が 私より少ないと思うから」 「そう?じゃあ待ってるね 舞、その変わり運転は交代だよ 何か修学旅行思い出すね!」 「そうだね!ワクワクしちゃうわ!うふっ」 「舞、何時に出る? どうせなら早い方がいいよね?」 「そうねぇ明日の朝7時頃でどう?恵美」 「まだ、今9時前だよね!舞、今から行く?」 「ええ!今から?恵美冗談でしょう?」 「だって1日勿体ないじゃん! それに夜の方が車も少ないと思うよ」 「それもそうだけど......」 「もう用意も出来たし、何も用事無いでしょ? 行こうよ!お風呂も入ったし」 「私も入ったけど......実家に着くの夜中だよ!」 「電話しとけばいいじゃない?」 「それもそうだね!そうしよう! 荷物 車に積んだら恵美の所行くわ! 15分位で着くから待っててね」 「了解!舞、待ってま~す!」 「さあクロ、今からクロの初旅デビューよ!」 ニャンとクロは答える 舞は、母に電話をした 「又、急な話しねぇ舞、待っててあげるから 車くれぐれも気をつけてね 幸恵さんに連絡は?」 「するって言ってたから、大丈夫だよ じゃあね、突然でごめんねママ」 「ハイハイじゃあね」 舞は、急いで荷物を車に乗せ クロを動物用のキャリーバッグに入れ全ての窓を閉める ガス、電気の点検を終えるとポコ達の写真に 手を合わせる 「みんな行ってきます 、帰りを待っててね」 玄関の前で振り返り、もう一度部屋の点検をし クロの入っているキャリーバッグをしっかり 持ってドアを開けた 「さあクロ行こうね、ピンキーが待ってるよ」 ミヤ〜とクロは答える。
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