黒猫

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部屋に戻った舞は、クロに部屋を見せる 「今日からここが、クロと私の部屋だよ 気に入った?」 「ミイ~」 「クロ帰って来てくれて、ありがとう ネンネしょうね」 舞はオシッコを出してやり、綺麗に拭いてやる 小さなクロは、直ぐに眠った まだ、一緒には寝れないのだ 小さなクロを、ゆっくり寝かせる為ハウスに入れ 舞は暫くクロを見たいた 「異世界ってどんな所なの?怖く無かった?」 撫でながら、独り言を言うとクロが目を開けた 「あ、起こしちゃった!ごめんねクロ」 (僕、話せるよ) 「ええっ!今喋った?クロ」 (舞だけにしか聞こえニャイけど、会いたかったよ) 「クロ私もだよ、クロ話せるんだね!嬉しいよ」 (前から話してたよ、でも舞には聞こえて 無かったんだニャン) 「ええ、そうだったの?気づかなかったよ ごめんね」 舞は涙が止まらなかった (今話せるからいいんだよ、舞泣かないで 一緒に寝てもいい?抱っこされて眠りたいニャ) 「でも、オシッコとか私が寝返りしたら 潰れちゃうよ」 (大丈夫だよ、体は小さいけど大人の猫と変わら ないんだ僕) 「じゃあ、オシッコ自分で出来るの?」 (ウン!出来る) 「本当?じゃあ、一緒に寝ようね」 舞はクロを自分のベットに入れ、枕の横に寝かせる安心してゴロゴロ、喉を鳴らす 体こそ小さいが、クロだ 舞は涙が止まらない、クロが本当に帰って来たのだ クロが話せる事が、舞にはもう不思議とは思わない 異世界も本当に有ると確信したのだった 「クロ異世界ってどんな所?」 (特別な魔力を授かっている子だけ、行きたい所に 行けるニャン) 「魔力って誰が授けるの?」 (人間には、悪魔とか呼ばれてるけど 本当は神様ニャンだよ ただ許せない事をする人間には、命と引き換えに 罰を与えるんだ、僕はもう二度したくない 舞と離れたくニャィから) 「クロ..... 私の為に命を掛けてくれて、ごめんね」 (僕を怖くニャイ?悪魔の子だよ) 「悪魔でも何でもいいよ!クロはクロだもの」 (ありがとう、信じてくれて嬉しいニャン舞) 「クロ、どうしてニャンが付くの? 小鉄ちゃんは普通に話してたけど」 (僕まだ小さくて、大人の話し方ができニャイの 人間で言う、赤ちゃん言葉しか話せニャイの) 「大人になれば、小鉄ちゃんみたいに 話せるんだね?赤ちゃんだからかアハハ」 (笑うニャ~エイエイ) 「ごめん、ごめんもう言わないからアハハ 可愛い~クロ大好きだよ」 (僕も舞好きニャ) 「寝んねしようね」 (うん、おやすみ舞、嬉しいニャン) 「おやすみクロ」 クロは安心して、舞に抱かれて眠りについた 舞はクロを撫でながら、深い眠りに入っていった
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