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「……」
「……」
ん、どうした。
「……すませんあの、10回クイズってあれですよね、ピザって10回言って、その後ここは? みたいな……」
それ以外に何があるのだ。私は10回クイズにおいてこれま
「おめぇ何歳だよ!」
ちょまだ喋ってたんだけど。
「俺たち高3だぞ、何で知らねぇ奴と10回クイズしなきゃなんねーんだよ!」
「貴方、失礼ですが年齢は幾つなんでしょうか」
年齢は……闇の世界で言うところの32万歳だ。
「あ、32歳だな、これは」
違う!万をつけろ万を!
「……で、お前が俺らのクイズに誤答するまで俺たちは出れないと、そういうわけか」
その通りだ。私はかなり強いぞ、お前たちが息絶えるまで、存分に楽しませてもらうからなハハハハハハ!
「そんなの、一発で終わらせてやるぜ!」
おぉやる気じゃないか飯よ。ではまずお手並み拝見といこうじゃないか。
「じゃあ行くぞ。……よしお前、ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ、って一回言え!」
うん、ごめん待って。
「言えよ早く!」
いや初手から凄いトリッキーなのが来てびっくりしてるの、うん。あのー、10回クイズだから。ピザって10回言え、でいいから。
「じゃあそれで」
お、おう。えー、ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ!
「じゃあここは?」
ヒジ。
「くそぉー!」
真っ向勝負じゃん。そんなんで勝てるわけないだろ。
「くそぉこれ誰でも引っかかるって聞いてたんだけどなぁ。畝麩、お前答えてみてよ、いくよ」
「うん」
え、何でそこの二人でやるの。
「畝麩、ピザって10回言って」
「ヒザヒザヒザヒザ……」
おい畝麩、もう引っかかってるぞ。
「じゃあここは?」
「ヒザ」
「ヒジでーす!」
めちゃくちゃ弱いじゃん。
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