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もふもふだったりすべすべだったりな彼奴等のお話
ワンコ可愛い。
ウチに前に飼ってたワンコが、鈍くさかったのですよ。
そりゃもう、歴代ワンコが殆んどの確率で鈍くさかった(笑)
可愛いよ~、仔犬の時に縁側の下に犬小屋置いてた時が有ったんですが、支柱と小屋の外壁に隙間が有ったんですよ。
仔犬は、お腹がぽっこりしてる上に短足です。
兄弟犬でじゃれあってる内に、その隙間にぴょんと飛び込んで挟まりました。
お腹はつかえて、足は空中に微妙に浮いてます。
丁度、支柱の敷石にお腹が乗って、下に行く程微妙に隙間が狭くなっていたのも原因です。
じたばたo(><;)(;><)o……( ´-ω-)………キューンキューン(ノД`)ノ
もっちりしたお尻がはみ出てると思ったら、あっという間に尻尾が下がって助けを求めてます。
この間数十秒(笑)
母犬も「あんた、何やってんの?」と言わんばかりに仔犬をクンクンとにおってました。
茶色いもちもち饅頭な仔犬を助け出して、数分後、今度は別の子が挟まってました(笑)
かなり昔の田舎の事なので、飼い犬も飼い猫も半数くらいは自由にふらついてました。
仔犬は繋いでる母親から離れないので、自由にチョロチョロしてたんですが、夢中になると通れないって忘れちゃうんでしょうね(笑)
そして、貰われていかなかった方の仔犬は好奇心旺盛なので、大きなカエルを見付けるとおおはしゃぎでつつきます。
あやしいやつだ~、やっつけるぞ~、と張り切ってキャンキャン吠えているのに、いざブチキレた牛蛙がゴォワーッと超低音で鳴いて追い掛けてくると、腰を抜かします(笑)
途端に尻餅ついてお漏らしして、ピーピー泣きながら逃げ回ります。
完全敗北です(笑)
歴代仔犬は全戦全敗という輝かしい黒歴史が付きます。
牛蛙強い(笑)
散歩中に自分でも勝てそうな雨蛙を見付ける仔犬。
とうっ!!という声が聞こえそうな感じでカエルを捕まえようとジャンプして前の両足で押さえます。
だが、飼い主は見ています。
お腹の下を潜り抜けて、余裕綽々で跳び跳ねて逃げていく雨蛙の姿を(笑)
とれたかなぁ~?ワクワク♪という風にそっと前足を退かして、カエルがいないことに不思議そうにする仔犬。
アンタの獲物はとっくに遠くに逃げてったよ?
全戦全敗です。
夏になると、車に轢かれて道路で乾いているミミズやカエルを咥えて来て、どや顔してる仔犬。
ある時、散歩をしている背後からチャッチャッチャ……という足音とズルズルとナニかを引き摺る音が!!
振り向いた私の目に写ったのは………。
仔犬が物凄く良い笑顔で(飼い主目線)轢かれた狸の死体を、草刈りした枯れ草や伐採した枝と燃やしていた焚き火跡から見つけ出して、引き摺ってくる姿でした(笑)
みてみて、おおものゲットなの~♪と息をきらせて一生懸命に引き摺ってくる仔犬。
「ふぬぉおおおおおおおおお!!!?」
キョトンとする母犬を小脇に抱え、全力で逃げ出した。
薄暗い薄暮の時間帯、引き摺られる黒焦げ死体、無邪気に見せに来てる仔犬。
軽くホラーでした。
急な坂道を、七㎏のワンコを抱えて全速力で駆け上がった。
その後を慌てて仔犬が追い掛けてくる。
追い付くために、一旦黒焦げ死体を離したのを確認した私は、Uターンして仔犬をもう片方の小脇に抱えました。
道にデデーンと残された黒い物体を、蹴って蹴って蹴りまくって道脇の斜面に有る竹藪に遠ざけると、そのまま二匹を抱えて家までダッシュしました。
キョトーンとしてる二匹の愛犬に、いつも以上に疲れながらその日は終わったのです。
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