第7話 忠誠心

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再び品川北署に戻ってきた。 その間、影原警視正は何も喋る事はなかった。 私は少し焦り、何度も同じ質問をしてしまった。 「3日で犯人を挙げられるのですか?」 何か掴んだのなら共有して欲しい。 しかし私の望みが叶うはずもなく捜査会議が始まった。 始めに第五の事件の被害状況の報告に入ろうとした時だ。 「その前に小宮班からの報告が聞きたい」 影原警視正が横から入ってきた。 小宮班には第一の被害者、川東稔さんの経歴を洗っていた。 「川東稔さんの知り合い筋に聞いた話によると、喫茶店で川東稔さんは望月大臣の秘書と会っていたそうです」 「秘書というのは冨屋という男か」 「残念ながら名前までは分かりませんが、若い男だったようです。その知り合いは川東稔さん本人に直接話を聞いた所、川東さんは自慢げに『俺は国会議員の弱味を握ってる』と語っていたそうです」 「弱味か……議員というのは恐らく望月大臣だろう。その弱味については何か話したか?」 「流石にそこまでは言いませんでしたが、生前の川東稔さんの羽振りはかなり良く、知人や友人等によく食事を奢っていたそうです」 「本当にお金を渡していたとみえるな。その弱味は何か引き続き捜査をしてくれ」 「了解しました」 そう言うと小宮班は座り、報告を終えた。

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