魔法使い

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魔法使い

何時も箒に跨いで空を飛んでいるのはサリナなのですけど、 そんなサリナ20歳は獣人族でありながら、魔法使いでもあるのです。 箒も基本的にはただの箒でして、普通に跨いでは 空を飛べる訳ではありません。 サリナが箒に飛べるように魔法をかけているお陰で 跨ぐと空を飛べるのです。 そこでサリナは箒で空を飛んでいるのですが、 飛んでいるとサリナの下はミニスカートで 太股までしか丈がないのですから、当然ですが、 穿いている黒のショーツが見えるようになっているのです。 そんな事になっているとはサリナも気付いておらず、 本当に楽しそうに空を飛んでいるのです。 「今日も晴れてて良いお天気でいいなぁ~」 そう呟きながら空を箒で飛んでいるとサリナの後ろから 白と茶の小鳥達の大群が来るとそれに巻き込まれ、 サリナは地上へと落下していくのです。 暫く落下しているとサリナは悲鳴をあげているのですけど、 それでもまだ地上へと落下しているので辛いのです。 ようやく止まった時は地上へ完全にぶつかり、 サリナも躰のあちこちが痛くなっており、 大変な事になっているのです。 サリナ自身は暫く休む為にそのままの体勢で 休んでいるとそこへ足音が聞こえて来るとその人物は サリナの前で足を止めて立ち止まり、見知った人物なのです。 見知った人物はセイラスでベルバル国のルバル城の王子でして、 年齢20歳なのです。 「サリナはそんな所で何をしているんだ?」 そう言われるとサリナはこうお返事するのです。 「箒で空を飛んでて……小鳥の大群に巻き込まれて……」 「そう言う事か、それにしても本当に辛そうだな」 「う、うん」 セイラスはサリナの後ろに回るとサリナのお尻をじっと 見ているとセイラスは手を伸ばし、衣服越しからサリナの お尻を触っているのです。 そんな事をしているとサリナはこう言うのです。 「セイラス、何処を触っているのよ、スケベッ!!!!」 「スケベか、褒めてくれて有難うな」 「褒めてないし」 「褒めてないのかよ、それは残念だな」 「残念って可笑しいでしょ」 「まぁいいさ、堪能させてもらったな」 そう言うとセイラスはお尻を触るのをやめるのです。 肝心のサリナはやっと動けるようになると 腰をあげて立ち上がるとセイラスの前に立ち塞がり、 不意打ちでセイラスの股間を蹴るのです。 「ぬぉぉぉおおぉぉっ!?」 そんな悲鳴みたいな声を出しながら、 セイラスは両手で股間を押さえて悶絶しているのです。 「あはははは、ざまぁないね、情けない姿ね」 「よ、よくも…………やりやがったな……」 「貴方がお尻何て触るからでしょ」 「こうなったら婚約破棄してやるよ、破棄してやるからなっ!!!」 「はいはい、すればいいじゃないの」 「そのつもりだよっ!!!」 本当にセイラスはサリナに対して婚約破棄してしまい、 婚約破棄されたサリナは悲しくもなく辛くもないので 瞳から涙を流す事もありませんでした。
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