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ち…変形した魔獣腕…硬いな…
勇者
クラージュ
「体力だけは無駄に多いな…!」
ん…柔らかくなった?
大魔王
グラオザール
「ぐ…ま、まずい…!
グォオオオン!」
再びの激しい咆哮!衝撃波が
放たれたが僕とクラージュは
意地になって、大魔王に食らいつく!
僕
影の一族
サジュール
「ラフィーネ様を返してもらう!」
僕は小刀を鞘に収め、素手で
大魔王の変形した魔獣腕をこじ開け
クラージュは盾を構えて耐えながら
グラオザールの隙を探す!
大魔王
グラオザール
「グアアッ!は、ハニー…!」
僕はラフィーネ様を横抱きにして
バックステップで距離をとる。
勇者
クラージュ
「お前の相手は、俺だ!」
変形した魔獣腕が伸ばされたが
クラージュがその腕を聖なる光で切り落とす!
僕
影の一族
サジュール
「く…」
着地した僕は片膝立ちになって
ラフィーネ様を寝かせる…
大魔王
グラオザール
「クラージュ!」
怒り狂ったグラオザールは
勇者を踏み潰そうと暴れまわり
切り落とされた自分の魔獣腕を
残った腕で掴んで振り回した。
僕
影の一族
サジュール
「ハァハァ…」
衝撃波を至近距離で受けた
ダメージがでかかったな
意識が、もうろうとしてきた…
クラージュは回復薬を
持ってるから良いが…
ぼ、ぼくは…体がぐらりと揺れて
ラフィーネ様の隣に倒れ…
そのまま…‥めをとじた…‥…‥…
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