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寝室に戻り、同じベッドに入る。
「アナ。大好きだよ。」
最初は軽く触れるだけのキスが、どんどん深くなり、お互いの舌が絡み合う。
「エドさま…」
「まだ本調子じゃないから、無理はさせたくないけど、ずっとアナに触れられないのは、拷問だったよ。」
陛下には慣らされていたアナスタシアだが、エドは彼ほど優しくなかった。
更に触れ合うのは、久しぶりだ。
エドの唇と指は、滑らかなアナスタシアの肌を滑るように移動していき、時折甘い痛みと赤い花を散らしていく。
エドの執拗な愛撫にアナスタシアは声がかすれるまで啼かされた。
「エドさまっ。そこは。」
いつの間にかエドの頭はアナスタシアの足の付け根にあり、蜜壺に舌を差し入れようとしていた。
「アナは、甘くて美味しいよ。」
アナスタシアに向ける眼は、色気の中に獲物を捕らえて離さない猛禽類がいる。
自分から離れる気はもちろん無いが、エドが自分を離す気は無いのだとよくわかった。
彼の舌により軽く達した感覚をおぼえた後、エドの分身がアナスタシアに入ってきた。
ゆっくりと奥まで受け入れると我慢できないとばかりに彼の腰が激しく動き出す。
久しぶりだし、体調だって完全じゃない。
それでもつらさより快感と喜びが勝り、自分からも腰を動かしていた。
「あ、あぁ、エド…」
「アナっ。愛してるっ。」
身も心も繋がってひとつになる幸せの中で、エドがアナスタシアの中に放つ精を何度も受け入れていたのだった。
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