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直後、
目の前に小さな光が生まれて、
それがすぐに大きくなっていく。
さっきまで飛び跳ねていた男の人が、
今度は火の付いた縄を回し始めた。
先端に火が付いた短い縄を両手に持って。
体の前に、
後ろに、
上に、
横に、
くるくると器用に回していく。
すると今度は火の付いた棒を持った男の人が出てきた。
棒の両端に火が付いていて、
むしろ火の付いていない箇所が持ち手くらいしかない。
縄と棒をそれぞれ回してショーが始まる。
それらを回しているだけならともかく、
今度は彼らが肩車を始めた。
さらにもう肩車の下の人の膝にもう一人が立ち、
まるで組体操のサボテンのような姿勢となる。
さらに靴に火を纏った人も加わって、
皆で火のアートを楽しませてくれる。
これだけでも圧巻だと思ったけど、
驚きはまだ続いたんだ。
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