17.さあ、ふたりの未来を語ろう!

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***** 「はっ――、あ……んっ!」  掠れた嬌声と、ベッドが軋む音が響く寝室。  既に陽は高く、遮光とは言えどもカーテンの隙間や裾から明かりが差し込んでいる。 「もっ……お、無理――ぃ」  声が届いたかはわからない。  声を発したつもりでいるだけで、言葉になっていたかも怪しい。  十二時間前に私の夫となった彪は、私が目覚めるなり求めてきた。  昨夜は帰るなり抱かれて、軽く食事をとったところまでは憶えている。  正確には、冷えたシャンパンが美味しいと感じたところまで。  疲れ果てた身体はアルコールによって深い眠りに誘われたようだ。 「あーーー、ヤバッ!」  背後から私の腰を抱いて攻め立てる彪の甘い声に、下腹部が痺れる。  倫太朗のアドバイスで買った下着は、彪に喜んでもらえた。  が、まさかここまでとは。  昨夜は着たままで、今は半端に乱されている。  片方のカップが乳房の下にずり降ろされ、僅かに下乳が挟まって痛い。  揺さぶられ、背中のホックも食い込み気味だ。  いっそ外して欲しいと頼みたいのに、声が上手く出ない。  散々喘がされ、喉の奥の粘膜が渇き、ヒリヒリする。  それなのに、声が止まらない。  私の膣内(なか)の奥の奥まで、彪で埋め尽くされている。  シーツに頬を押し付け、腰を高く上げ、なんとあられもない痴態を晒し、それでも気持ちいいのが止まらない。  彪が私に欲情してくれるのが、嬉しい。  急にプツンと胸が締め付けから解放された。
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