番外編*1 R&R

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 お姉さんは歯ブラシを持つ手とは反対の手で、俺のを握る。  ジャケットとブラウスの襟を大きく開き、肩から腕に落とす。  お姉さんの両手は塞がっているから完全には脱げないが構わない。  スリップ越しにブラのホックを外し、肩ひもを落とした。  ブラはお姉さんのお腹でぶら下がっているが、鏡には映らない。  鏡越しのお姉さんは、歯磨きをしながらじっと俺を見ている。  ただそれだけなのに、興奮した。  それは、握っているお姉さんもわかっているはず。  なのに、顔色を変えずに歯を磨き、俺のを扱く。  鏡の中のお姉さんを見つめながら、白い首筋に口づけた。肩にも、耳朶にも。  そうしながら、手は胸を揉み上げるが、色づく尖端には触れない。  お姉さんばかりが余裕で、ズルイ。  焦らして、焦らして焦らして、蕩けた顔で欲しがらせたい。  なのに、焦らせば焦らすほど、余裕がなくなっていく。  尖端に触れたい。舐めたい。吸い付きたい。  キスがしたい。舌を絡めたい。  焦らされているのは俺の方だ。  くそっ――!  俺は堪らずしゃがみこみ、彼女のスカートのホックとファスナーを外した。スカートが足元に落ちる。  それから、ストッキングとショーツを力づくで下ろした。  お尻を撫で回して、キスをして、片足を持ち上げてストッキングとショーツを抜いた。  それでも、お姉さんは歯を磨いている。  こうなれば意地だ。  片足を担ぎ、丸見えの蜜口に吸い付いた。  お姉さんの腰が引ける。  見上げると、歯を磨く手が止まっていた。  俺のを握っていた手を洗面台につき、身体を支えている。  俺は彼女の顔を見上げながら、舌を突き出した。  俺に見られていることはわかっているだろうに、お姉さんは下を見ない。  ぷっくり膨らんだクリを舌先で突き、舐め上げる。
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