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「ふっ……ん」
腰を揺らしながら、お姉さんが洗面台に突っ伏すように前のめりになり、唾を吐いた。
「うがいするから、ストップ」
俺は従った。
クリを咥えたまま、舌の動きをストップした。
けれど、片足で立っている上に、水を吐き出すのに下を向くと安定感がなく、腰が揺れ、舌がクリを掠める。
お姉さんは更に腰を揺らす。
カタンとコップを置く音がして、俺は舌を動かし始めた。
さっきより小刻みに素早く舐め上げる。
「はっ――、あ……」
お姉さんがブラウスから腕を抜いて、パサリと落ちた。
ブラジャーは俺の頭に引っ掛かる。
それでも構わずに舐め続けた。
「ね……。ちょ――、もう……」
イキそうなのか、立っているのがツラいのか。
多分、前者。
イカせたい。
俺はクリを舐めながら、蜜口に指を添えた。
「ちょ――っ! ダメ! ダメダメ!」
何をされるかわかって、お姉さんが身じろぐ。
だが、やめる気はない。
俺は潤ったソコに指を差し込んだ。
「ひゃぁ……っん」
間違いなく、余裕のない声。
嬉しくなる。
俺は年上が好きで、年上に好かれることも多いけど、主導権を握られることが多い。
いちいちされたいことを言われたり、「上手ね」なんて言われると、萎える。
年上が好きだけど、可愛がられたいわけじゃない。
いや、可愛がられたいけど、見下されたくない。
自分でも訳が分からなくて、面倒臭い性癖だとは思うが、そうなのだ。
椿ちゃんの影響かもしれない。
ハジメテの時、椿ちゃんもハジメテで、年上で、いつもは俺を子ども扱いして世話を焼く彼女が、俺のすること全部に恥じらい、乱れ、涙ぐむ姿に興奮した。
終わってからの罪悪感は半端なかったけど。
とにかく、そうなのだ。
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