第1話 プロローグ

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第1話 プロローグ

 まぶしい光に包まれている。  目を開けると何もない白い空間だった。  俺は死んだのか?  俺は佐藤 慎吾28歳。  会社の健康診断で左肺に影が見つかり、病院に行き検査をすると癌と診断される。  癌年齢としては若く進行が早くて手が付けられず、ステージ3、余命3ヵ月。  癌年齢としては若く、あっという間に癌が体に回り病室で意識をなくしたはずだ。  やり直せるものなら、やり直したい。  もう一度、そう切実に願った。
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