『笛吹きピエロが笑う屋根』

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『笛吹きピエロが笑う屋根』

この作品はコチラです!↓↓ https://estar.jp/novels/25823767 7efa1e96-4cbe-4168-ba4e-c17a72b29822 超・妄想コンテスト「ねえ、覚えてる?」参加作品 『笛吹きピエロが笑う屋根』 〔ジャンル〕ホラー 〔字数〕7999字(約14分) 〔テーマ〕幽霊なのか人間なのかよくわからないものが屋根の上にいるホラー(←長い……笑) 〔キーワード〕満月 〔初見の方へ〕  交通事故で昔の記憶をなくした晃希(こうき)は、中学時代を過ごした月寄町(つきよりまち)へ戻ってくる。故郷は以前と様子が違い、満月の夜に現れる「笛吹きピエロ」という謎の存在への恐怖に包まれていた……。「ピエロが屋根の上で笛を吹いているの。その家の人は死んじゃうんだ……」。次々と犠牲になる住民たち。「笛吹きピエロ」とは、何者なのか。真実が浮かび上がる時、破滅への扉が開かれるーーーー。 ※以下にネタバレあり! 2021.8.22現在 【はじめに】  エブリスタでの三作目。  たぶん、人生初のホラージャンルだったと思います……。恐怖を感じさせるような文章表現、ストーリー展開が非常に難しいことを実感しました。  また、バッドエンドまっしぐらなストーリーなので、メンタルがそっちに引っ張られてけっこうしんどい作品でした……^o^; 心が荒んだせいか、書き終えた後にピュアラブ書きたい欲が爆発してました(笑)。 【登場人物紹介】 ・晃希(こうき)  高校3年生。中学2〜3年生を月寄町で過ごした後は東京へ引っ越すが、交通事故で昔の記憶を失くす。前半は「僕」と言い、割と落ち着いた温和な性格。記憶を取り戻すと一人称が「俺」になり、本来の自己中心的でヤンチャな性格になる。見た目はカッコいいほうで人気者だったが、いじめを主導で楽しむ残忍な一面がある。母と2人で月寄町に戻り、父は東京に残っている。 ・恵理奈(えりな)  晃希の中学時代の彼女。晃希とは別のクラスだった。卒業と晃希の引っ越しを期に、泣く泣く別れる。別れてからも、彼のことが忘れられずにいた。記憶を失くし戻ってきた彼を支えたいと決意し、再び時間を共にするようになる。見た目はかなり可愛いく、モテるタイプ。 ・海璃(かいり)  中学時代の晃希の親友。晃希同様ヤンチャな性格で、いじめを主導して楽しんでいた。見た目は、今どきのオシャレな男子校生。気に入らない人間を攻撃する傾向があるが、友達思いな一面もあり、晃希を守るためにピエロの元へ行った。死ぬ間際まで、晃希の身を案じていた。火事で父と家を亡くし、彼女も亡くしている。 ・ピエロ  ピエロの姿をした幽霊。顔は白塗りで唇も赤く、髪色も赤い。その正体は、晃希たちが中学時代にいじめていたクラスメイトの男子。吹奏楽部に所属し、親に買ってもらったフルートを大切に使っていたが、無残にも晃希たちに壊された。おとなしい性格で友達もおらず、色白な肌と天然パーマが「ピエロみたいだ」と晃希たちにからかわれたところからいじめられるようになった。晃希たちに恨みを募らせ、自分の命を投げ捨ててでも復讐しようと考えていた。 ・雅也(まさや)竜二(りゅうじ)  中学時代の晃希の悪友。いつも晃希たちとつるみ、いじめを行っていた。 ・晃希の母  スーパーでパートタイムで働く。息子がヤンチャなことはわかっていたが、中学でいじめをしていたことは知らなかった。旦那(晃希の父)の転勤で、一家で東京へ引っ越す。東京の家で晃希のクラスメイトが飛び降り自殺した事件が発生した際、息子のいじめが疑われたが、「やってない」という息子の言葉を信じた。その後、交通事故で記憶をなくした息子の精神状況を心配し、母子のみで月寄町へ戻る。父は仕事があるため、東京に残った。事件が起きたマンションから出たかったという理由もある。
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