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3.毎日がだんだんつまらなくなってしまったんです
冷たく澄んだ青空にきらきら光るヘリコプターが見えると、眠気がいっぺんに吹っ飛んで、カーテンのはじっこをつかんでずっと見つめます。
『いいなぁ。どこにでも飛んで行けるし、どこにでも降りれるんだ。どんな鳥だってヘリコプターほど大きくて、堂々としてないよね』
そう、こぶたくんは空を飛んでみたかったんですね。
空が飛べれば何もかも違った自分になれるような気がしたんです。
いつも笑ったような同じ顔をして、おねえさんが楽しそうにその日に起きたことをお話してくれるのを聴いたり、たまにお話の途中に涙を流しているのを見つめていたりするだけの毎日がだんだんつまらなくなってしまったんです。
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