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ショッピング街
多くの女の子達が洋服やアクセサリーに小物を下見したり買ったりしながら買い物をしていた。
その様子を見ている男の子が一人、羨ましそうに横目で見ながらショッピング街を後にした。
彼の名前は竹井翼
見た目はかなり地味で前髪は伸ばしぱなしで目にかかるほど延びていた。
「…(いいな…女の子はあんな可愛店に入れて…男の僕が入って行ったら絶対に怪しまれる…)ハァー」
そう思いながら家に帰って行った。
翼は子供の頃から女の子が持っているような可愛物が大好きだった。
それにここ最近では女の子の洋服に興味というより女の子が着る洋服が着たい!と思っていた。まぁ早くいえば女装したいと思っていた。
「…やっぱり…難しいかな…男の僕が女装て…けど…服なんて…持ってないし…ハァー」
学校から帰った。翼は自分の部屋に行きベッドの上に座ってスマホで女性のファッションサイトを見てそう呟いた。
「…(こういう時…女の姉弟がいれば…いやいや…待て…いたとしても…姉弟で女の格好なんて喜ぶことなんて…あるのか?逆に懸念されそうだよ)あはは」
そう思ってそのまま仰向きにねっころがった。
「…やっぱり…無理なのかな…」
翼はいつもそう思っていた。
その頃
もう一人オトコの娘になりたいと思っている男の子がいた。
とある一軒の家にリビングでテレビを観ている男の子が居た。
その男の子の名前は羽田透
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