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「お、おい!…羽田…ちゃんと話してくれたんじゃ…」
「…はぁ~…話してもOKするわけないでしょ…」
「ぅ…そこを何とか!?」
崎島は二人に何とかモデルを頼みたくって手と手を合わせて拝み透と翼にお願いした。
「…」
「…は、羽田君…困ってるみたいだし…」
「…けど…竹井はいいのか?」
「う、うん…女装するわけだし…僕達だってわからなければ問題ないんじゃないかな?」
透は翼にそう言われて仕方なく承諾した。
「…はぁ~…わかりました…ですが…今回だけにしてください」
「!?…本当か!?…いや…助かったよ!…ありがと!」
崎島は透と翼の手を取って握りお礼を言った。
「それじゃ…さっそくで悪いけど準備、頼むな!」
そう言って麗奈に任せて控え室を後にした。
「…ま、そう言う事だからよろしくね?」
「よろしくじゃねぇ!!」
「ぅ…」
「まあまあ…」
透は怒っていたが翼が何とかなだめた。
それから透と翼は麗奈の知り合いのスタイリストの桃香が選んでくれた。洋服を着て麗奈にメイクをしてもらった。
「出来た…うん…二人とも凄く可愛い!!」
メイクをし終えて麗奈は二人を見て女の子見たいに凄く可愛いと言って満足していた。
「…」
「…」
透と翼は女装した姿を見て二人も驚いていた。
「…(これが僕…)」
「…(これが…俺なのか…)」
自分ではない自分に驚いている二人を見て麗奈は喜んでいた。
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