オトコの娘になりたい男の子

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 そう聞いて希沙は目を輝かせて写真を撮りたいと申し出た。 「…と、撮りたい!…撮らせて!」  希沙は二人に詰め寄ってものすごく撮らせてほしいとせがんだ。 「お願い!撮らせて!」  「!?…」 「えっと…」  あまりにせまって来るので二人はどう答えていいか迷い困ってしまった。 「もう…希沙…貴女のあまりの勢いに二人とも引いてるわよ」 「え?…ああ…ご、ごめんなさい…あなた達あまりに可愛いかったから…あはは…」  それを見た崎島はニヤリとして改めて撮影を頼んだ。 「…ふ…(これなら)…おと…景山そこまで…」 「!?…ちょっと…」 「この二人を撮影したいなら…勿論、引き受けてくれるよな?」 「う…分かった…こんな可愛い二人が撮れるならやるわよ」 「よしゃ…じゃ早速撮影の準備頼む…」  それから直ぐに撮影の準備を終えて撮影となったのだが… 「…モデルさん入ります!」  スタフの人がそう言ってスタジオに入って来た翼と透だが二人共ガチガチに緊張しながら入って来た。 「…えっと…(か、かなり緊張してるわね)」  そんな二人を見て希沙はどうしようか考えて最初は話をする事にした。 「…よし…二人共まずは名前、教えてもらえる?」 「「え?」」  急にそう言われて翼も透もキョトンとしていた。 「まだ名前…聞いてなかったから…それに分からないとなんて呼んだらいいか分からないからね」
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