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そう言われて透と翼は顔を見合わせて名前を教えた。
「えっと…た、竹井翼です…」
「…羽田透…」
「翼君に透君ね…私は景山希沙…今日はよろしくね」
「…は、はい…」
「…よ、よろしく…」
二人はぎごち無いまま挨拶したが希沙はそんな二人を可愛いと思い微笑んで他の事を尋ねた。
「ふふ…二人は可愛い物とか好き?」
「「え…」」
「可愛い…」
「物?…ですか?」
「うん…」
希沙にそう聞かれて二人は首をかしげた。
「そうだな…例えば猫とか?」
例えて言ったら透が指摘したが希沙は怒らずに微笑んで他の例えで言ったら透は納得して猫が好きなことを言った。
「…それ物じゃなくて…動物じゃ…」
「ふふ…それもそうね…でも猫でもグッズとかあるからね」
「あ、そっか…それなら…やっぱり…猫かな…」
翼も猫が好きだと言ったらふと何か思い出した。
「ぼ、僕も…猫だな…(?…猫…)」
「ふふ…じゃ二人とも猫好きなのね…ふふ…実は私も好きなのよ猫」
希沙がそう言ったら翼は思い出して希沙に尋ねた。
「え…(猫が好きで…景山希沙…)ああ!」
「「!?」」
「も、もももしかして…猫写真家の…か、景山…き、希沙さんですか?」
「え…ええ…」
「知ってんのか?」
「う、うん…景山さんが撮る猫の写真物凄く可愛いくて人気なんだ!」
翼が嬉しそうにそう言ったら撮影を見ていた麗奈が教えた。
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