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店の前に着いた二人は入れるわけもなく透は文句を言って翼は顔を赤くしていた。
「大丈夫だよ…私も一緒に入るし…」
「で、でも…」
「ほら…四の五の言わずに行くよ!」
「え…」
「お、おい!」
希沙は二人の手を取ったまま引っ張って店の中に一緒に入って行った。
「さてと…どれがいいかな…」
「…」
「…」
お店に入ってから透と翼は顔を赤くしたままうつむいていた。
「二人はどれがいいの?」
「…(き、聞くな!)」
「…」
希沙はそんな二人にお構い無しに下着を見始めてどんな下着にするのか二人に尋ねたが応えずにいたら下着を見ながら希沙は二人の事を見てあまりにも顔を赤くしているのを見て無理させたのかと思った。
「ぅ…(あら…二人ともかなり恥ずかしがっているわね…まだ無理だったかな…)」
希沙は一旦店を出たほうが良いと思い二人に声をかけた。
「…二人とも大丈夫?…」
「!…だ…大丈夫…な、訳…無いだろ…」
希沙に心配されて文句を言おうと思ったが大声で言ったら目立つし大丈夫ではないのは明らかだったのだが取り敢えず大丈夫では無いことを小さな声で伝えた。
「…」
「あはは…(こりゃ…翼君も無理ポイな…)取り敢えず…お店でる?」
そう提案したが透は恥ずかしながらも下着を選んで買う事を決意した。
「い、いや…え、選んで買って来る…」
「…そう…翼君は?」
「…」
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